オズの魔法使い(The Wizard Of Oz) 1939年
ヴィクター・フレミング監督作品
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%BA%E3%81%AE%E9%AD%94%E6%B3%95%E4%BD%BF%E3%81%84
オズの魔法使いは、西遊記と不思議の国のアリスを合わせたような内容になっている。
時代は世界恐慌後。
多くの人が、世界恐慌(世界大戦)への不安をオズの魔法使いに重ねたけど、不思議の国のアリス同様、作品は読み手の都合のいい解釈ができるように作られており、監督も原作者も意図していない。
オズの魔法使い(西遊記)のキャラクターの構造は、「スターウォーズ」でも使われていて、ドロシー(三蔵法師)はレイア姫、トト(白馬玉龍)はR2D2、ブリキ(孫悟空)はC3P0、ライオン(猪八戒)はチューバッカ、かかし(沙悟浄)はオビワン?。w
少女の妄想が形となった異世界に飛ばされる物語の構造は、アニメ「天空のエスカフローネ」でも使われている。
オズはアイザック・ニュートンとして、魔法は運命(万有引力)として描かれているが、エスカフローネがすごかったのは一度元の世界へ戻ったところ。
漫画でも、アニメでも、映画でも、ゲームでも、ついでに小説でも、子供のころ見ていた作品を、大人になって改めてみると、再発見がある。
エスカフローネで、一度元の世界へ戻るとき、少し昔の世界へ戻り、学園生活をリプレイすることになる。
リプレイの中で、自分が好きな先輩のことを、親友も好きだったことに気づく。
過去の自分は気づけず、自分の気持ちばかりを親友に語り、親友は自分の気持ちを隠して応援していた。
これは少女の成長を表現していて、過去の名作を改めて見返す(リプレイ)する大切さがよくわかる。
ドロシーも、最初は自分の都合ばかりを主張していたけど、冒険を終えて成長していた。
ディズニーのシンデレラや白雪姫が、ディズニーオリジナルの作品かというと、グリム童話の映像化。
グリム童話の童話がグリム兄弟の創作物かというと、そうではない。
グリム兄弟は、ナポレオン占領時代、ナショナリズムに駆られてドイツ各地の口承物語をまとめただけ。
映像演出も、物語も、キャラクターも、エンブレムwも、過去の作品との協働作業。
昔の人と、ワルツを踊っていると思って、気軽にサクッとパクるwww
高コスト、しかし、色褪せにくい。
光の3原色を撮影の段階で分解し、映写で再合成する。
映画の歴史もゲームの歴史も技術革新の歴史。
●色
日本人の10人に1人は色彩感覚が鈍く、男性より女性のほうが色彩感覚が鋭いことが医学的に証明されているので、人によって色の効果が変わる。
①膨張
暖かく感じる。
②収縮
寒く感じる。
③進出
同じ位置でも近くに感じる。
④後退
同じ位置でも遠くに感じる。
⑤軽
色相に関係なく明るい色は軽く感じる。
⑥重
色相に関係なく暗い色は硬く重たく感じる。
⑦軟
明るくて濁った色は軟らかく感じる
⑧陰気
暗く濁った色は陰気に感じる。
⑨興奮
赤系・黄系の色は興奮させる。
⑩沈静
青系・緑系の色は沈静化させる。