アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia) 1962年
デビッド・リーン監督作品
アラビアのロレンス [SPE BEST] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2015/12/25
- メディア: Blu-ray
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実在のイギリス陸軍将校トマス・エドワード・ロレンスを描いた戦争映画。
マッチを指で消すのが趣味のロレンスが、炎を息で吹き消すと灼熱のアラビアの砂漠が広がる。
砂漠の中で増長し、戦争の中で変わっていく人間を見届ける友人。
アラブ人にアラブを与える聖戦は、イギリスとフランスの裏取引で終わりを迎える。
地平線の人影の3分間など、無駄遣いとも思える長い長い時間は、砂漠という広大な土地を連想させる。
ロレンスを追い抜く、バイク。
砂漠を走り抜けた記憶を忘れられないロレンスを、せめる人間は誰もいない。
アラブとヨーロッパ双方にとって不都合なロレンスが、失意のうちに砂漠を去って行く姿は、まさに現代のアメリカそのもの。
アメリカは砂漠戦の前に、アラビアのロレンスを見るべきだった。
見てたんだよね、きっとw
●序曲、休憩、終曲
冒頭と休憩と終わりの黒画面に音楽が流れているのは、当時の映画では一般的。そうなの?
DVDが壊れたのかと思ったw
●正義
汚職や腐敗で国が滅ぶことはないが、正義で国が滅ぶことはある。
食堂で英雄ロレンスに握手を求めた軍人は、病院でロレンスをビンタし、ロレンスの葬式で記者に怒りをぶつけていた人。
誰がイイかではなく、何がイイかで考える。
誰がワルイかではなく、何がワルイかで考える。
あいつは、生意気で、上から目線で、人間性に問題があるから、あいつのいってることは間違ってる?
そんな、まぬけな考え方をしないように。試されてますよw