イージー・ライダー(Easy Rider) 1969年
デニス・ホッパー監督作品
イージー★ライダー [SPE BEST] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2015/12/25
- メディア: Blu-ray
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バイクにロック、そしてドラッグ。
反抗精神をそのまま映画にした問題作。
泥沼のベトナム戦争に突入したアメリカという国を信じることができない、当時のアメリカ人の心情が良く反映されている作品でもある。
バイクが星条旗で塗装されていることからも分かるように、バイクはアメリカの騎兵隊を連想させるように作られている。
アメリカの騎兵隊が、金とドラッグにまみれ、迷走している様を描いている。
ラストのシーンで驚かせようとするのは、アメリカン・ニューシネマのお約束w
勝つにしろ、負けるにしろ、戦争が国民の精神をいかに蝕むかが良くわかる。
ですよね、ね、ヤン提督。
●ドラッグ
ドラッグは反抗の精神の象徴。
自由の国アメリカという、信頼できない国に頼ることなく、自分の目で見、自分の体で体験し、自分の頭で考える。
そんな、依存しない自立の自由の象徴だった。
現代においては、絶対タブーの存在w
どんな象徴(偶像)にも、役割を終える時がやってくる。
かつてのアメリカの音楽は、暗黙の敷居で区切られていた。
ブルースは黒人、カントリーは中西部の白人、ポップスは中産階級、ラップは被抑圧階級。
そんな中、「自由」であると自己申告さえすれば誰もが「自分のために」音楽を楽しむことができる解放として、ロッケンロールは誕生した。
そう、自分さえ気持ち良ければそれでいい。
そんな音楽を聴いて、周りの人間が気持ちよくなれれば、もっといい。
それが、ロッケンロール!
地球から宇宙へと巣立った人類。
しかし、地球圏統一連合は正義と平和の名のもとに、圧倒的軍事力によって各コロニー(植民地)を軍事独裁下へと置いた。
アフターコロニー195年、作戦名「オペレーション・メテオ」
それは、連合に反目する一部のコロニー居住者たちの、反抗の意思であった。
ガンダムW(1995年)は、テロリストを主役にした問題作だけど、ガンダム史上、最も放送された国が多い作品でもある。
池田成監督が、かってに独自シナリオを展開したことで、前半10話までは超絶面白作品だったが、懐古主義に陥ったサンライズが監督を交代させ、ファーストガンダムからVガンダムまでの焼き直しの作品に塗り替えてしまったのが残念でならない。
地球の植民地である月が、地球連邦からの独立を目指して革命を起こす。
月の人口300万人のうち3分の2が男性。よって、一妻多夫制。
流刑地であり常に新しい囚人が送られてくるが、囚人は人口の5%で残りの95%は刑期を終えた元囚人や志願者、その子孫。
月は地球の6分の1の重力しかないため、体が月の重力に慣れてしまうと地球へ再移住することができない。