ターミネーター(The Terminator) 1984年

ジェームズ・キャメロン監督作品 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)


予算7億という、超低予算でこれだけおもしろいアクションが作れる。

それを証明したジェームズ・キャメロン監督に拍手。


ターミネーター(悪役)が追いかけてくるだけの映画なのに、続く緊張感。

単純な設定でも、低予算でも、監督次第でこれだけの映画が作れてしまう。


英語が下手なシュワルツェネッガーだったけど、非人間的な感じを出すにはカタコトのほうがイイと考えて、大抜擢された。

映画の主役はサラとカイル、悪役であるはずのターミネーターを前面に出す手法は「アンタゴニスト」と呼ばれ、タイトルからもその明確な意図が読み取れる。


作中で「審判の日」とされるのは1997年8月29日、元ネタは1968年8月29日のシカゴで開催された米・民主党大会でデモ隊と警官隊が衝突し、軍も出動して流血事件が起きた日。

米国民にとって'29th, August'は、国家権力が市民に牙をむいた日として記憶に刻み込まれている。


映画のラスト、少年に「嵐が来るよ」と言われたサラが「ええ、わかってるわ」と返すシーンは「機械との戦争が待つ未来」を暗示している。

そう!続編があるかもね?というフリは、このぐらいでちょうどいい!


あいるびーばっく!

 

●過去を変えても未来は変わらない。 

  ①ばらばらになっている銃を10分で組み立てる。

 ②組みあがった銃を持って、10分前の自分の所へタイムトラベル。

 ③10分前の自分を殺す。

 ④10分後、銃は完成していない。自分も死んでいる。

 ⑤自分がいない、銃も完成していないため、過去に戻って自分を殺すことはできない。

 ⑥過去の自分を殺していないのだから、銃は完成し、過去に戻って自分を殺す。

 以降、④~⑥が永遠と繰り返される。


 過去を変えても未来が変わらない、物理学的に言うと閉時曲線と量子効果のパラドックス仮説。


 このことを「SF(少し不思議)」を提案した藤子・F・不二雄さんも知っていて、ドラえもんのび太のところに送り込んでも、セワシが消えていなくなることはなかった。

 セワシの介入で、のび太ジャイ子と結婚せず、しずかちゃんと結婚して、孫のセワシが生まれることになる。

 これは未来が変わったのではなく、新しい別の世界が生まれたということ、つまりパラレルワールドの誕生。