2001年宇宙の旅(A Space Odyssey) 1968年

スタンリー・キューブリック監督作品 

2001年宇宙の旅 [Blu-ray]

2001年宇宙の旅 [Blu-ray]

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%B9%B4%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E6%97%85

 

ごぞんじ、アーサー・C・クラークと共同で制作されたSF作品。


冒頭の猿のシーンがこの映画のすべてで、以降の話はついでw

猿のシーンと、ついでの話を、あっさりと繋ぐことで、人類の歴史が宇宙にとって一瞬であることを思い知らされる。

ついでの話の中には、軽蔑と増長、失敗を認めたくない心理がまざまざと描かれている。


CGがない時代、いかにして「どうやってとったの?」と思わせることに腐心したか。

キューブリック監督の独創性と、好奇心に、最大の敬意を表する。


今見ても素晴らしい出来のSFX。

近未来を電子音楽ではなく、クラシックで表現したのもさすが。

*宇宙とクラシックの構図はアニメ銀河英雄伝説に、銀河英雄伝説エヴァのクラシックシーンに受け継がれている。


クレジットを見ると、お馴染みのメンツによる、少数精鋭のように見えるけど、巨大なプロジェクトだったそうな。。

美術担当として手塚治虫さんに協力要請したけど断られたキューブリック監督。可哀想w


それにしても、人類を超越した姿がスターチャイルドとは。

マクロコスモスとミクロコスモスの対比を描いたんだと思うんだけど、キューブリック監督は仏教の影響でも受けていた?w

 

●Fly me to the moon 

Fly Me To The Moon (In Other Words) (2007 MIX)

Fly Me To The Moon (In Other Words) (2007 MIX)

 

  後にフランク・シナトラがカバーして大ヒットしたフェイバレット。

 In Other Words(言い換えると) というタイトルで発表したジャズは全くヒットせず、その後、南米から渡ってきたボサノバでアレンジし、タイトルをfly me to the moon(私を月に連れて行って)として大ヒットした。


 1960年代、アメリカはアポロ計画の真っ最中。


 凄惨な戦争が終わり、人々が捻じ曲がったクッキー(相対性理論)とコーヒーを飲みながら、本気で宇宙旅行の話をしていた、そんな時代に聞かれた夢物語。

 

人工知能

 元人工知能研究者としては、ここ数年のブレイクスルーはうれしい限り。

 どうせまた停滞するんだろうけどw研究者のみなさん、頑張ってください。

 *理数学的にではなく、物理的になんとかしないと、人工知能ってどうにもならない。