アラバマ物語(To Kill A Mockingbird) 1962年
ロバート・マリガン監督作品
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%9E%E7%89%A9%E8%AA%9E
アメリカ人の考えるヒーローといえば弁護士アティカス。
人を超えた力ではなく、教育と正義によってブレナイ信念をもつアティカスは、時代を超えて今もなおアメリカンヒーローとして君臨している。
娯楽要素の全くない社会派映画、当時の映画会社がまったく興味を示さなかったのも納得の作品w
娯楽の要素は全くないけど、子供の目線から黒人差別を描いたことで、偏見なく真実を見ることができるようになっている。
子供にとって外の世界は新しい体験だらけ、近所にある謎の家への冒険も、法廷の傍聴も、子供たちにとっては好奇心を満たす大冒険。
大人の目の届くところで遊んでも、まったく面白くないw
●美術監督
全編セット撮影。
アレクサンダー・ゴリツィンとヘンリー・バムステッドが高い評価を受けたこの作品。
原作者のハーパー・リーはセットを見て、自分の生まれ故郷にあまりにそっくりだったので、驚いたらしい。
まさに「Mockingbird」
●リハーサル
カメラワークで最も重要なことは、観客にカメラを意識させないこと。
子役がカメラを意識してしまうと、観客にバレバレになってしまうので、カメラを子役から離したりする。
リハーサルと偽って撮影することもある。
虚構の世界を作る仕事は、嘘をつく仕事w