素晴らしき哉、人生(It's a Wonderful Life) 1946年
フランク・キャプラ監督作品
いつの時代も努力が報われない人生はかならず存在して、努力の質も変化する。
かつての日本は、真面目にコツコツ失敗しない人間が報われる世界だった。
現代の日本は、危険(リスク)を冒す人間が報われる世界になった。
不運を絵にかいたようなジョージの一生を描いた一代記。
はたして、不運があるから人生は素晴らしいのか?不運を克服することに人生の意味があるのか?
●一神教
西洋のこの手の作品を理解するには一神教を理解する必要がある。
ところが、ユダヤ教徒が受け続ける不運不幸の数々は惨劇そのもの。
自分達ユダヤ教徒がこんなにも苦しんでいるのに、なぜ神様は助けてくれないのか?という疑問が当然でてくる。
その答えが「神の試練」
神の試練を乗り越えた先には、約束の地が待っているという発想があるからこそ、ユダヤ教徒はビジネスで多少の困難があっても乗り越えるメンタルを持っている。
日本は、厳しい自然と共存してきたため「しかたがない」で済ませてしまうw
ちょっとした困難に直面しただけで諦めてしまう。
メンタルが弱いwww